【AfterEffects】Expressionの変数名ルール完全ガイド
2025/11/12
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AfterEffectsのExpressionは、JavaScript(ECMAScript3)がベースになっています。
そのため、変数名のルールも「JavaScriptの文法」に準じています。
この記事では、AfterEffectsで安全・読みやすい変数名をつけるための命名規則を解説します。
1.基本ルール(JavaScript準拠)
使用できる文字;
-英字(A–Z,a–z)
-数字(0–9)
-アンダースコア(_)
-ドル記号($)
制約
**最初の文字に数字は使えません**
var 1value=10;// ❌エラー
var value1=10;// ✅OK
大文字・小文字は区別されます
**speedとSpeedは別の変数**
var speed = 5;
var Speed = 10;
予約語=JavaScriptの構文に使われる単語は変数名にできません
var, let, if, else, while, for, true, false, this, null, return など
var if = 10; // ❌ エラー
2.よく使われる命名スタイル
🐪キャメルケース(camelCase)
最も一般的で、読みやすい命名方法です。
2語目以降の先頭を大文字にします。
var moveSpeed = 5;
var bounceHeight = 20;
🐍スネークケース(snake_case)
単語をアンダースコアでつなぐ方法です。
長い式やパラメータ名を扱うときに見やすいことがあります。
var move_speed = 5;
var bounce_height = 20;
🙅注意
ハイフン(-)は使えません。
マイナス記号と解釈されてしまうためです。
var move-speed = 10; // ❌ エラー
3.AEでの実践的な命名のコツ
| 用途 | 命名例 | 解説 |
|---|---|---|
| 基準値 | basePos, baseScale | 「基準となる値」や位置を示す |
| 調整用 | offsetX, offsetY | オフセットやズレ量を表す |
| 制御スイッチ | isOn, isActive | true / false で動きを切り替える場合に便利 |
| 外部参照 | ctrlLayer, sliderVal | 他のレイヤーやスライダー値を格納する場合 |
| 数学的処理 | amp, freq, decay | エクスプレッションでよく登場する略称 |
4.よくあるトラブルと対策
| 問題例 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| undefinedが出る | 綴りのミス(大文字・小文字の違い) | 命名を統一する |
| Expected:;エラー | 予約語を変数名に使っている | 別の名前に変更する |
| undefined is not an object | スコープ外の変数を参照している | 変数宣言の位置を確認する |
5.まとめ
1)英字・数字・アンダースコア・ドル記号が使用可能
2)最初の文字に数字は使えない
3)大文字・小文字を区別する
4)JavaScriptの予約語は使えない
5)-(ハイフン)は使えない
6)意味のある単語で命名するのがベスト
AfterEffectsのExpressionは「書く」よりも「読む」時間のほうが長い。
後から見てすぐ意味が分かる命名を心がけましょう!
